20〜59歳の男女1,000人を対象に、モバイルを活用して2015年2月11日〜16日にライフネット生命保険株式会社が「消費増税から1年。2015年、今年こそ見直したいものに関する調査」を行っていました。
節約に関して参考になる内容をご紹介させていただきます。
このページの目次
増税後の家計
所得は、約4人に1人が減少、6割の方は「変わらない」と言っています。全体的に、やや低下傾向にあります。支出は、6割の方が増加と回答しています。増税と円安の影響などで支出が増え家計は苦しい状況にありそうです。
また、4割強の方が貯蓄の減少、4割弱の方がお小遣いの減少傾向にあると回答しています。
所得 | 支出 | 貯蓄 | お小遣い | |
---|---|---|---|---|
増えた | 12.0% | 63.0% | 9.2% | 3.6% |
減った | 26.8% | 6.3% | 46.6% | 37.2% |
変わらない | 61.2% | 30.7% | 44.2% | 59.2% |
家計全体では、6割の人が「苦しくなった」、6割の人が「節約意識が高まった」と回答しています。節約意識をもつことは、いまや常識になっていることをこの調査から感じます。
増税後に見直したこと
継続的に見直すことで節約効果があるものと、一度見直すことで節約効果があることにわけて、その方法を次の通り記載いたしました。「一度見直し節約」の実行は、「継続見直し節約」より少ないのが実態です。いろいろと参考になる節約方法があります。
継続見直し節約術
食費 | 水道光熱費 | 娯楽費 | 衣類・雑貨費 |
---|---|---|---|
食料品は特売の品を買う | お風呂の残り湯で洗濯する | レジャー費を抑えた | ファストファッションブランドを着る |
食材の買い溜めをやめ、使い切るようなメニューにしている | 冷蔵庫の中に透明なシートをつけて冷気を逃さない | より一層、図書館で書籍を借りるようになった | 衣類は安く購入し、できるだけリサイクルショップやオークションに出品する |
飲み会の参加を減らした | トイレの水は2回目で流す | 夫婦で台湾旅行を予定していたが取りやめた | クリーニングをやめて、自分で洗濯する |
一度見直し節約術
住居・保険 | 通信費 | 車両維持費 |
---|---|---|
住宅ローンを借り換えた | 携帯電話のプランを変更した | 車を軽自動車に変えた |
家賃交渉をした | 格安SIMへ移行した | 自動車保険を見直した |
生命保険と自動車保険を見直して、掛け金の安い物に変えた | ポケットWi-Fiを解約した | 車を1台手放した |
増税後に見直した効果
増税後に生活を見直したことで、月々に節約できた金額は、5人に1人が5,000円程度と回答しています。平均節約金額も5,318円となっています。
また、節約をすることでお金以外の点で良くなった経験は以下の通りになっています。
家族関係の面
- 家族との絆が深まった
- レジャーとしての外出が減り、家で家族といる時間が増えた
- 夫婦関係が良好になった
- 家族で食卓を囲む回数が増えた
健康面
- 外食が減り、高カロリーの食事が少なくなった
- タクシーに乗らずに歩くようになったので健康的になった
- 通勤手段を車から自転車に変えたら血糖値が下がった
- 食事の見直しで、健康になり体型も改善された
エコ面
- 光熱費の見直しで、エコな生活になった
- 節約と思わず、エコを心がけるようにしている
- 省エネに真剣に取り組むようになった
- 物を大切にするようになった
その他
- 今まで知らなかった食品や調味料を知ることができた
- 徒歩や自転車で近場に出かけるので、四季を改めて感じた
- 金銭感覚が養われた
- 子どもの金銭教育になった
もし、人生を見直しができるなら
もし、自分自身の過去を見直しすることができるなら、見直したいベスト3は以下の通りとなりました。
- 学生生活を見直したい
- 貯蓄習慣を見直したい
- 仕事・キャリアを見直したい
最後に、「結婚相手を見直したい」と思っている既婚男性は16.5%に対して、既婚女性は28.1%と2倍近く、女性のほうが、パートナーを選び直したいと思っているみたいです。男性のみなさま気をつけてください。