賠償責任保険〜災いに備えてお守り以外の準備〜

災いはいつやってくるかわかりません。神頼みをしてお守りを買うことで、災いを払ってもらうことも有効的な方法だと思います。それとは別に、お守りを買うくらいの費用で、別の準備をする方法をご紹介させていただきます。

個人賠償責任保険のおすすめ

次のようなケースが発生した場合、「ごめんなさい」だけでは許してもらません。先方に治療費や修理費を賠償をしないといけなくなります。そんなときのために「個人賠償責任保険」の加入をおすすめします。

そんなときに、先方に賠償をしないといけなくなったときの強い味方です。

  1. 自転車に乗っていて、人にぶつかって怪我をさせたり、車にぶつかって車体に傷をつけてしまった
  2. 子どもがボールを投げて、他人の家のガラスを割ってしまった
  3. 飼い犬が、通行人を噛んで怪我をさせてしまった
  4. マンションで洗濯機の排水ホースが外れてしまい階下に水漏れをしてしまった
  5. 買い物をしているときに、商品を誤って落としてしまい壊してしまった 等

個人賠償責任保険の概要

個人とその家族が、国内の日常生活において他人に怪我をさせたり、他人のものを壊したりしたことによって、損害賠償金、弁護士費用などを負担した場合の損害を補償してくれる保険です。

被保険者の範囲

家族の誰かが加入すると、次の方々が保険適用の対象者(被保険者)になります。家族一人づつが加入する必要はありません。

  1. 本人
  2. 本人の配偶者
  3. 本人または配偶者と生計を共にする同居の親族
  4. 本人または配偶者と生計を共にする別居の未婚の子(仕送りを受けている学生など)

補償の対象にならない例

次のような場合は、保険支払いの対象にならないので注意してください。

  1. 海外旅行でホテルで賠償をしないといけない事故を起こした。(海外は対象外(*1))
  2. 自動車で事故を起こした(車両(原付・船舶・航空機等)に起因する事故は対象外)
  3. 友人またはレンタルビデオで借りたDVDを破損した(借りているものは対象外(*1))
  4. 仕事で自転車に乗っているとき、人を怪我させた(職務の遂行中の事故は対象外)
  5. 喧嘩をして、人を怪我させた(闘争行為は対象外)

*1)保険会社によっては、支払い対象の場合もあります。

個人賠償責任保険の保険料

少し前までは、1億円の補償が年間保険料2,000円くらいで個人賠償責任保険に単体加入できましたが、現在は、単体で加入することができなくなったみたいです。

現在は、火災保険や自動車保険、傷害保険に特約付帯するのが一般的になっています。積立型の火災保険や傷害保険にも個人賠償責任保険の特約をつけることができます。

保険料の目安は、保険金額1億円で火災保険などに特約で加入する場合、月額の保険料は100円弱くらいです。

最後に

お守りをもう1つ購入したつもりで、個人賠償責任保険の加入を検討してみてはいかがでしょうか。また、個人賠償責任保険は、クレジットカードに自動付帯されているケースやマンションの管理組合で加入しているケースもあるので確認してみてはいかがでしょうか。

備えあれば憂いなしです!

なお、保険の商品内容は各保険会社によって違いがありますので、必ず保険会社に確認をお願いします。

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