「2015年夏のボーナス」に関する調査を株式会社カカクコム社が運営している購買支援サイト「価格.com」で実施した結果がありましたので、ご紹介させていただきます。
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夏のボーナス推定支給額
夏のボーナスの推定支給額は、61.6万円となって2013年以降4年連続で増加の傾向にあるみたいです。
夏のボーナス男女・年代別推定支給額
男女別には、2014年対比で男性が+9.6%に対して、女性は+16.2%と女性が大幅にアップしています。年齢別には、50代のシニア層が+14.9%と大幅に増加しています。20代は、増加はしているものの増加率は高くない結果となっています。
2015年夏 | 2014年夏 | 増減 | 前年比 | ||
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全体平均 | 61.6万円 | 55.8万 | 5.8万 | 10.4% | |
性別 | 男性 | 62.5万円 | 57.0万 | 5.5万 | 9.6% |
女性 | 45.2万円 | 38.9万 | 6.3万 | 16.2% | |
年代別 | 20代 | 34.8万円 | 33.5万円 | 1.3万 | 3.9% |
30代 | 49.0万円 | 45.2万円 | 3.8万 | 8.4% | |
40代 | 62.4万円 | 58.9万円 | 3.5万 | 5.9% | |
50代 | 72.5万円 | 63.1万円 | 9.4万 | 14.9% | |
60代以上 | 44.4万円 | 40.4万円 | 4.0万 | 9.9% |
夏のボーナス業種別推定支給額
卸売・小売業を除いてすべての業種増加ということになりました。アベノミクスによって金融業(+15.3%)、製造業(+12.6%)は大幅な上昇となっています。
2015年夏 | 2014年夏 | 増減 | 前年比 | ||
---|---|---|---|---|---|
全体平均 | 61.6万円 | 55.8万 | 5.8万 | 10.4% | |
業種別 | 金融業 | 99.3万円 | 86.1万 | 13.2万 | 15.3% |
国家・地方公務員 | 66.8万円 | 64.5万 | 2.3万 | 3.6% | |
製造業 | 69.8万円 | 62.0万円 | 7.8万 | 12.6% | |
ソフトウェア情報サービス業 | 59.1万円 | 54.1万円 | 5.0万 | 9.2% | |
公益法人・財団法人 | 60.9万円 | 52.3万円 | 8.6万 | 16.4% | |
医療業 | 53.5万円 | 47.7万円 | 5.8万 | 12.2% | |
卸売・小売業 | 48.2万円 | 49.2万円 | -1.0万 | -2.0% | |
サービス業 | 47.3万円 | 44.1万円 | 3.2万 | 7.3% |
夏のボーナスの使い道
夏のボーナス支給額からローンの返済額等の除いた自由に使える金額について、10万円以上の人は全体の49.3%(前年35.6%)、自由に使えるお金がないと回答した人は、9.2%(前年11.8%) と前年より消費に使用できる金額は改善傾向にあるみたいです。
夏のボーナス使い道
使い道のベスト7(複数回答)は以下の通りとなっています。
- 貯金(70.0%)
- 商品・サービスを購入(65.6%)
- 旅行・外出(国内)をする(43.8%)
- ローン返済(36.8%)
- 子どもの教育費(31.5%)
- 金融商品(投資信託、株式等) の購入・外貨預金など(15.8%)
- 旅行・外出(海外)をする(10.1%)
夏のボーナスで購入する品
購入したい商品は、以下の通りとなっています。例年と同様に「洋服・ファッション関連」が16.6%ともっとも多い回答となっています。「スマートフォン」も新モデル発表やSIMロック解除等の影響で昨年度よりも+2.7ポイントの7.4%という結果になっています。
今年の夏のボーナスで購入した商品のベスト7は以下の通りです。
- 洋服・ファッション関連(16.6%)
- 本・雑誌・漫画(8.3%)
- 家具・インテリア(8.1%)
- ノートパソコン(8.0%)
- カメラ(7.4%)
- スマートフォン(7.4%)
- スポーツ用品・アウトドア用品(7.3%)
最後に
アベノミクスによる賃上げ効果がこの調査結果で少しみえてきたのかもしれません。みなさんも、これを参考にボーナスの有効活用について検討してみてはいかがでしょうか。