20〜59歳の男女1,000人を対象に、2014年5月9日〜15日に住友生命・三井生命グループのメディケア生命保険株式会社が「消費税増税後の節約術・貯蓄術に関する調査」を行っています。
とても興味深い調査結果だったので、ご紹介させていただきます。
このページの目次
節約の実態
ポイントカードを使っている人は8割
PontaカードやTポイントカード(クレジットカード、電子マネーのポイントが付与される場合も含む)等のポイントサービスを80.2%の人が利用しています。
4人のうち1人は管理上手な人
「家計簿をつけて、しっかりお金を管理している」「銀行通帳をみることが楽しみ」であると、それぞれ26.9%、23.5%の人が回答しています。つまり、およそ4分の1の人がお金の管理に意識をしているということです。
節約術の実態
すでに取り組んでいる節約術やこれからの節約術について、回答の多いベスト5は以下の通りです。
現在行っている節約術
- 買い物のしかたを工夫する
- 銀行ATMは手数料のかからない時間・場所で利用する
- 水道・電気・ガスのムダ使いを減らす
- 外食を控える
- マイボトルを持つようにする
消費税の増税後に始めた節約術
- 買い物のしかたを工夫する
- 外食を控える
- 水道・電気・ガスのムダ使いを減らす
- 遊び・レジャーの回数を減らす
- 銀行ATMは手数料のかからない時間・場所で利用する
今後行いたい節約術
- セール・安売り商品や値引き商品を買う
- 本当に必要か考えてから買う
- ポイントが貯まるお店で買う
- ポイント 2 倍デーなど、獲得ポイントが多い日に買う
- ついで買いをやめる
貯蓄の実態
平均貯蓄額
貯蓄額の全体平均は、354万円です。回答の多い金額幅は、50万円未満(18%)、50万円〜100万円未満(7.6%)という結果になっています。また、「通帳をみることが楽しみである」「通帳をみることが楽しみでない」と回答した人たちの、貯蓄額平均額は、それぞれ499万円、237万円となっています。(みなさんも、通帳をみることを楽しみにしたほうがいいかもしれません。)
貯蓄の方法
日頃の貯蓄方法について回答の多いベスト5は、以下の通りです。
- 余った時に、余った額を貯蓄
- 定期的に、自分で決めた額を貯蓄
- 気が向いた時に貯蓄する
- 財形貯蓄(給与から天引)
- 500 円玉貯金のように、特定の硬貨や紙幣を貯めるようにする
最高の貯蓄を達成したときの秘訣
最高年間貯蓄額を貯めた年に、貯蓄を増やせた主な秘訣方法例を最高年間貯蓄額別にまとめてみました。参考になることも多いと思います。
最高貯蓄額 | 最高年間貯蓄額を貯めた年に、貯蓄を増やせた秘訣 |
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50万円未満 | 週末にお財布をチェックして 500円玉と100円玉があれば必ず貯金していた。 |
50~100万円 | 保険を見直し、外食・外での飲酒を極力減らした。 |
100~300万円 | 給料日に利用用途別に振り分けをして、 目的以外に使えないようにした。 |
300万円以上 | 家計簿をつけた。毎晩財布に残った小銭を貯金箱へ入れた。 |
貯蓄の妨げ事
家計の節約や貯蓄をすすめていく上で、妨げになった事象のベスト5は以下の通りです。
- 出かけたついでにする外食
- ストレス発散消費
- 買った食品の消費期限切れ
- 仕事での飲み会
- 自分へのご褒美消費
最後に
世の中の節約に関する関心度合いや、節約実行状況がよくわかります。節約を行うことによっての貯蓄効果や妨げになることも勉強になることが多いと思います。みなさまも、参考にしてさらなる節約をこころがけてみてはいかがでしょうか。
ちなみに私は、通帳をみる習慣を心がけます。