ネット銀行が安全性を向上している記事が、本日(2015/7/6)付けの日本経済新聞に記事になっていました。節約のためにネット専業銀行を利用している人へ安心感を与えてくれる記事だったので、ご紹介させていただきます。
ネット銀行各社の安全性向上の対策状況
住信SBIネット銀行
アクセス情報から取引内容を分析し、疑わしい取引については専門の監視員がモニタリングを行い、必要に応じて取引を停止したり、顧客への問い合わせ対応を行うような体制を5月末から始めているみたいです。
じぶん銀行
「トランザクション認証」と呼ばれるシステムを6月から導入しているみたいです。この「トランザクション認証」によって、お客様が入力した情報が銀行の管理するサーバーに届く前に、第3者が入力した情報に変更する行為を事前に検知することを可能としました。
実際の例として、お客様のパソコンがウィルスに感染して、送金ボタンを押した瞬間に振込先や振込金額が書きかわるような事例に対対応したみたいです。
また、銀行側で不正を検知した場合は、すぐにお客様に知らせてくれるみたいです。
ジャパンネット銀行
4月まで固定のパスワードを利用した本人認証をおこなっていたため、この固定パスワードを盗み取って、取引に悪用するケースが増加したみたいです。
この悪用に対応するために、「ワンタイムパスワード」のシステムに統一しました。
「ワンタイムパスワード」とは、60秒間隔で変更されるパスワードです。取引時にお客様にこのパスワードを入力してもらうように変更されたみたいです。もちろん、この専用パスワードを表示する機器は、ジャパンネット銀行が無料でお客様に提供してくれます。
ソニー銀行
ウェブサイトからお客様が取引を行うときに、パソコンのウィルスによって情報の書き換えが発生していないかを検知するシステムを導入したみたいです。改ざんがおこなわれていると、警告画面が表示され、同時に画面入力ができなくなるみたいです。
ネット銀行利用に対して重要なこと
ネット銀行が高度なセキュリティ対策を実施していますが、不正送金の方法も年々に高度化してきています。
利用者の安全意識を高めていくことが、不正送金対応に最も効果的であると各銀行は考えているみたいです。
最後に
14年の不正送金被害額は、約29億円と13年に比べて倍増しています。ネット銀行だけでなく、地銀への広がりもはじまっているみたいです。
銀行業界として対策を講じられている点は、とても安心につながります。一方わたしたちも日頃から安全性意識の向上をこころがけるようにしていきましょう。