クレジットカードの利用実態

2014年9月に20代〜60代の学生を含む男女3,500人に対して、株式会ジェーシービーが「クレジットカードに関する総合調査」を行っています。毎年定期的に行われている調査のため、クレジットカードに対する意識の推移等が確認できるとてもいい資料のため、ご紹介させていただきます。

クレジットカードの保有率

クレジットカードの保有率は86.8%ですが、2010年以降減少傾向にあります。

20代の保有率は、男性73.8%、女性79.3%とどの世代よりも男女共に低い結果となっています。また、20代〜50代において、女性の保有率が男性より高く、男性の60代が93.8%と最も保有率が高い結果となっています。

地域別には、九州・北海道が保有率が低く、東海圏が89.2%と高い結果となっています。

クレジットカード保有率

クレジットカード保有枚数

クレジットカードの平均保有枚数は3.3枚、携行(持ち歩いている)枚数は2.1枚ですが、2010年以降減少傾向にあります。

50〜60代の男女のクレジットカード保有枚数および携行枚数は他世代性別より多く、若年になるにつれて両枚数は減少傾向にあります。

地域別には、甲信越・北陸のクレジットカード保有枚数・携行枚数は、少ない傾向です。

クレジットカード保有枚数

クレジットカードの利用頻度・利用金額

メインカード(1番多く利用するクレジットカード)の利用頻度は月平均5.7回、セカンドカード(2番目に利用するクレジットカード)の利用頻度は月平均2.1回となっています。

メインカードの利用金額は月平均53,000円、セカンドカードの利用金額は月平均16,300円となっています。

クレジットカードの利用理由

メインカード(1番多く利用するクレジットカード)の利用理由のベスト3は次の通りです。

  1. ポイント・マイルが貯めやすいから
  2. 入会金・年会費が他社と比較して安いから
  3. 日常的に利用している銀行・郵貯などの口座を利用できる

セカンドカード(2番目に利用するクレジットカード)の利用理由のベスト3は次の通りです。

  1. 入会金・年会費が他社と比較して安いから
  2. ポイント・マイルが貯めやすいから
  3. 自分のよく利用するお店で割引などのサービスがあるから

年代別のクレジットカード利用理由において、30〜40代は「ポイント・マイルが貯めやすいから」、20代は「入会金・年会費が他社と比較して安いから」という特徴があります。

クレジットカードの利用業種ベスト3

クレジットカード利用が多い業種のベスト3は以下の通りです。

  • No.1 オンラインショッピング(インターネット通販)

男性20代において、昨年度と比較して利用が減少傾向にあります。

  • No.2 携帯電話料金

男性20代〜30代において、昨年度対比で利用が微増傾向にあります。

  • No.3 スーパーマーケット

男性30代・女性40・60代、東北・近畿において、昨年度対比で利用が大きく増加しています。

最後に

クレジットカードをうまく活用して節約につなげようとする傾向を感じます。最近は、いろいろとポイント還元率の高いクレジットカードも増えていますので、みなさまもクレジットカードの見直しをしてみてはいかがでしょうか。

参考 ポイント高還元率のクレジットカードをさらに徹底解説

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